2000万円は大きな金額ですが、貯めてしまうとあっという間でした。以前、2000万円の貯める・増やす方法を紹介しました。

2,000万円を貯めて感じたのは、派手な生活をしたいとかではなく、安心感やほど良い豊かさが増えたことです。人それぞれ感じ方が違うので、個人的に2,000万円貯めて変わったことを紹介していきます。
資産2,000万円が持つ効果

ここでいう2,000万円は住宅ローンなどの負債を除いた金額です。僕の場合は、株式と預貯金になります。この資産を保有することで、どのような効果があるのか紹介します。
10年間働かなくてもいい
一人暮らしの1ヶ月の生活費の平均額は161,753円です。
引用元:総務省「家計調査(家計収支編 単身世帯)2022年」
年間だと約194万円のため、働かなくても10年間過ごせる計算になります。生活費が安いほど仕事しなくていい期間が延びるので、安心感が増えます。おそらの生活費は、月15万円、年間180万円のため11年は無収入でも問題ありません。
株式投資をすると5,000万円になる可能性

引用元:資産運用かんたんシミュレーション アセットマネジメント One
1,500万円(500万円は現金保有)を優良な株式(S&P500やオールカントリー)へ投資で20年保有して平均利回り7.0%だと、余裕で5,000万円を超えます。放置でもこの金額になるため、今後得る収入を全て使っても問題ないことになります。
2000万円貯めて変わったこと

生活費を10→15万円へ上げた
この資産を貯めるまで生活費10万円で過ごしてました。今の資産になってから15万円へ増額しました。上記の投資シュミレーションから、この状態キープすると、貯め過ぎて使う時がないと感じたので生活費を上げました。
増やした生活費を食費や交際費に回したことで豊かさを味わえました。スーパーでいつもよりちょっと高い食材に変えてみたり、友人との外食では金額が高くて利用できなかったお店に行くようにしました。
ほんの少し変わっただけですが、お金を払うことで得られる新しい体験ができました。使わないと分からない体験があり、今ではもっと早く食事や外食にお金をかけるべきだったと感じてます。
お金を使うハードルが高くなる
1,000万円貯まった頃からお金を使うのが怖くなりました。「これ買ったらまた何時間は働く必要がある」と値段と労働の時給を比べてしまう。この状態だと、本当に欲しい物でさえも躊躇して買ってました。
家計簿アプリ(マネーフォワードme)で予算を決めて無理矢理浪費して解決しました。月末に2〜3万円余るため、欲しかった服やホテルに泊まったりします。使うことが思いつかなければ翌月に持ち越してます。
物欲が減った
資産100万円の頃は、2,000万円貯まったら豪快に欲しい服やインテリアを揃えてやると計画してました。実際は服や物に消費するお金が減りました。買おうと思えばなんでも買えるからこそ、物欲が無くなってしまいました。
今では洋服の9割以上はユニクロで購入してます。トップスやパンツは洗ってしまえばすぐに品質が落ちるため、むしろ安い物がいいと感じます。
長期の目線で買い物
アウターや靴は値段に見合った質があるため、1〜3万円以上のお金を出します。安い物だとすぐに壊れてしまって買い替えることで余計に出費が増えます。高くても頑丈で自分の気に入ったデザインの物が経済的・テンション的にもお得だと感じました。
仕事への向き合い方が変わる
仕事は続けているが、「嫌な仕事を無理してやらなくていいかも」という思考に変わりました。上司の顔色を伺って仕事をしなくなったため、居心地良く仕事できてます。今後やりたいことが見つかったり、居心地が悪くなれば転職しようと考えています。
セミリタイアが現実的になる
資産2,000万円で完全に仕事を辞めることはできないが、生活費次第では資産を増やしながらセミリタイアできる可能性があります。生活費10万円/月ほどの場合、週3バイトや副業でまかなえます。株式投資は追加で投資しなくても、時間をかけて徐々に増えていきます。
まとめ
資産2,000万円を貯めて生活水準が大きく変わることがないが、お金に対する不安がなくなり、お金の使い方、仕事やライフスタイルへの向き合い方が変わりました。リスクを取って転職したり、やりたいことができる金額のため挑戦していこうと感じてます。
このまま資産が増えれば、資産3,000万円を貯めて変わったことも紹介しようと考えてます。